青空文庫

「雪の夜」の感想

雪の夜

ゆきのよる

初出:「文芸」1941(昭和16)年6月

書き出し

大晦日に雪が降った。朝から降り出して、大阪から船の著く頃にはしとしと牡丹雪だった。夜になってもやまなかった。毎年多くて二度、それも寒にはいってから降るのが普通なのだ。いったいが温い土地である。こんなことは珍しいと、温泉宿の女中は客に語った。往来のはげしい流川通でさえ一寸も積りました。大晦日にこれでは露天の商人がかわいそうだと、女中は赤い手をこすった。入湯客はいずれも温泉場の正月をすごしに来て良い身

2026/03/03

へなちょこなちんちくりんさんの感想

別府に住んでいる私にとって坂田と照枝が居場所にしていたあたりにも居たことがある私には好きな作品だ。織田作之助は夫婦善哉第二部に描いているが別府とは縁がある作家だ。別府大阪航路で大阪に出ていってみたくなった。

2025/02/17

8eb05d040692さんの感想

たとえ落ちぶれても、つまらぬ意地を張るのは男の性なのかも

2022/09/06

鍋焼きうどんさんの感想

惚れた女に貢ぎ続け、ライバルの男に嫉妬して女を奪い取ったはいいが、破滅の道を辿る男の情けなさ。負の美学。

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