青空文庫

「論理と直観」の感想

論理と直観

ろんりとちょっかん

初出:「知性 三月号」河出書房、1941(昭和16)年3月

三木18

書き出し

我々が物に行くのは直觀によつてである。これは如何なる物であらうとさうである。ただ物に行くといふのみではない、直觀によつて我々は物の中に入り、物と一つになるとさへいはれるであらう。故に知識といふものが元來何等かの物の知識である限り、如何なる知識も直觀に依るところがなければならぬ。直觀のない思惟は、如何に形式を整へるにしても、空轉するのほかない。直觀を嫌惡する論理主義者は、物を嫌惡するものといはれるで

2016/05/08

芦屋のまーちゃんさんの感想

何だか難解な文書で、「直観」では理解できないが、どうもその直観なるものだ大切のようだ。直観なんて非科学的で非論理的な概念で科学者や哲学者が忌み嫌うワードのような気がするが、実はそうではないらしい。もっとも天才と凡人の直観ではそれを同じ土俵で語れない。リンゴの落ちるのを見て何を感じるのか?ニュートンならではの直観がある。直観は「ひらめき」と置き換えることができるか? 99%の努力と1%のひらめき、というエジソンの言葉も理解できる。 会議室での決議より、酒場でのひと言の方が価値のあることが多いのも真なり。

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