青空文庫

「命の鍛錬」の感想

命の鍛錬

いのちのたんれん

13

書き出し

第一余明治三十五年春四月、徳島を去り、北海道に移住す。是より先き、四男又一をして、十勝國中川郡釧路國足寄郡に流るゝ斗滿川の畔に牧塲を經營せしむ。明治三十七年戰爭起るや、又一召集せられ、故に余は代りて此地に來り留守を監督する事となれり。我牧塲は事業漸く其緒に就きしものにて、創業の困難に加ふるに交通《かう

1 / 0