青空文庫

「鷹とひらめ」の感想

鷹とひらめ

たかとひらめ

初出:「九州日報」1923(大正12)年11月18日

書き出し

鷹とひらめ夢野久作ひらめが海を泳いでいますと、鷹が飛んで来て掴もうとしましたが、水が深いので掴めません。しかたなしに知恵を出してひらめにこう言いました。「平目さん。もっとこちらの浅い処に来て御覧。お前の好きな餌が沢山あるよ」ひらめは笑ってこう返事をしました。「あなたはほんとに御親切ですね。序に私を食べないで下されば、もっと御親切だと思いますけどもねえ」と言いながらズンズン深い方へ泳いで行きました。

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