青空文庫

「豚と猪」の感想

豚と猪

ぶたといのしし

初出:「九州日報」1923(大正12)年11月2日

書き出し

豚と猪夢野久作豚が猪に向って自慢をしました。「私ぐらい結構な身分はない。食べる事から寝る事まですっかり人間に世話をして貰って、御馳走はイヤと言う程たべるからこんなにふとっている。ひとと喧嘩をしなくてもいいから牙なんぞは入り用がない。私とお前さんとは親類だそうだが、おなじ親類でもこんなに身分が違うものか」猪はこれを聞くと笑いました。「人間と言うものはただでいつまでも御馳走を食わせて置くような親切なも

2018/07/17

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