やまあそび
初出:「白樺」1911(明治44)年11月
書き出し
足守川にかゝつて居る葵橋を渡る頃は秋晴の太陽が豐年の田圃に暗く照つて居た。八幡樣の山では松の木立の下に雜木がほのかに黄ばんで櫨の木の紅葉の深紅なのが一本美しく日に透いて居るのが長閑に見えた。河原には、未だ枯れぬ秋の草が野菊交り、色の褪せた死人花交りに未だ青く殘つて居て、親馬についた子馬が其の草を食つて居た。澄んだ細い流れは、日を受けてその間に光つて居た。隱亡の住んで居る部落を過ぎて山路にかゝる頃か…
19双之川喜41さんの感想
総勢16人で 妙見山に登る 。 瓢箪(ひょうたん)に赤い紐をつけ 肩にかけた者もいる 。 松茸を見つけると 隠れん坊で探したされた 子供のような表情だと言う。