こうぼうだいしとけいきょうとのかんけい
一名、物言ふ石、教ふる石
いちめい、ものいういし、おしうるいし
書き出し
本書はゴルドン夫人の艸せられしを、可成原意を損せざる樣に注意したるも、譯文拙劣にして全豹を示すこと能はざるを憾む、原意の徹底せざる所はその責譯者に在り。夫人はその老躯を以て今夏再び嚴島に游び、更に讃岐に渡り、大師の降誕地を訪ひ、遂に高野山の靈廟に詣せり、夫人の大師追慕の念深きを知るべし。明治四十二年九月高楠順次郎「我れ爾曹に告げん、此輩もし默止せばかの石は直ちに呼號すべし。」(耶蘇)佛教に關する予…