青空文庫

「私の文学」の感想

私の文学

わたしのぶんがく

初出:「夕刊新大阪」1946(昭和21)年9月

書き出し

私の文学織田作之助私の文学——編集者のつけた題である。この種の文章は往々にして、いやみな自己弁護になるか、卑屈な謙遜になるか、傲慢な自己主張になりやすい。さりげなく自己の文学を語ることはむずかしいのだ。しかし、文学というものは、要するに自己弁護であり、自己主張であろう。そして、自己を弁護するとは、即ち自己を主張することなのだ。私の文学は、目下毀誉褒貶の渦中にある。ほめられれば一応うれしいし、けなさ

2022/10/16

鍋焼きうどんさんの感想

織田作之助は、自分と自分の文学とを一体化させることを生涯の命題としている。文学の為にだけ生きようとしている。その決死の覚悟が彼を文学者であり、小説家にしている。彼の作品から色々と響いてくる理由もそんなところにあるのかも。

2022/02/17

19双之川喜41さんの感想

 文壇のレベルが低いから  作家になれたと言う  織田作の独白は 多分当たっていると思う。 読み手だって  ろくに  字が読めなくても  趣味は読書と 公言できるのである。 お互い 気楽にやるのが  大切かもしれないと思った。

2021/05/06

496b7f29770aさんの感想

文学は希望。生きるための目的。「小説以外のこと」を考えたいと書きつつも、其の実、永久に「小説以外のこと」を考えたくない人間になりたいのだろうと思えた。命をすり減らしながらも、自身を犠牲にしながらも、書き続ける価値が文学にあるのだと思わせてくれる。

2018/09/18

大宇宙の少年さんの感想

文学に人生を捧げた人なのだと感じました。長生きしたかったのだろうな

2017/11/28

67a6a0b88304さんの感想

眩しくなるくらいの文学への想いが感じられた。一つの事に命をかけることができるのは才能だと思う。

2016/09/07

芦屋のまーちゃんさんの感想

毀貶誉褒 何と読むか? わからず調べる きよほうへん ほめたりけなしたり 作家とは皆そんなものだろう 好き嫌いがある あの作家の作品は全て好き、という読者は稀だろう あの作家は嫌いだが、この作品だけは好きという読者は多い 誉められることよりも、 貶されることの方が作家に限らず、 人生では一般的だ

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