青空文庫

「反逆の呂律」の感想

反逆の呂律

はんぎゃくのろれつ

書き出し

1囚衣を脱ぐ。しかし、着るものがなかつた。連れて来られた時は木綿縞の袷だつた。八月の炎天の下をそれでは歩けないだらう。考へて襦袢一枚になつた。履きものには三銭の藁草履を買つた。仙吉はかうして午前五時、S監獄の小門から出た。癪なので振りかへらずに歩いて行つた。畠と畠との間の白い道がステーションまで続いてゐる。彼のうしろで次第に高いコンクリートの塀を持つた監獄が遠くなつた。汽車に乗るまでには時間があつ

2020/11/13

19双之川喜41さんの感想

 男はよくあるように 資本家に対して 反逆を挑んだけれど 実の娘が同じような道を歩き始めたので 複雑な 気持ちを 娘の活動に対して持つようになってしまった。 娘に対する 呂律の回らない気持ちを  えぐり出して 妙であると感じた。

1 / 0