けんちくのほんぎ
初出:「建築世界」1923(大正12)年9月
書き出し
近頃時々我輩に建築の本義は何であるかなどゝ云ふ六ヶ敷い質問を提出して我輩を困らせる人がある。これは近時建築に對する世人の態度が極めて眞面目になり、徹底的に建築の根本義を解決し、夫れから出發して建築を起さうと云ふ考へから出たことで、この點に向つては我輩は衷心歡喜を禁じ得ぬのである。去りながらこの問題は實は哲學の領分に屬するもので、容易…
e2bf3733bab6さんの感想
現代の建築にも通ずる所見。大正時代の著者も迷える建築家の一人だと思うと、身近な存在に感じる