青空文庫

「諏訪湖畔冬の生活」の感想

諏訪湖畔冬の生活

すわこはんふゆのせいかつ

島木赤彦11

書き出し

富士火山脈が信濃に入つて、八ヶ岳となり、蓼科山となり、霧ヶ峰となり、その末端が大小の丘陵となつて諏訪湖へ落ちる。その傾斜の最も低い所に私の村落がある。傾斜地であるから、家々石垣を築き、僅かに地を平らして宅地とする。最高所の家は丘陵の上にあり、最底所の家は湖水に沿ひ、其の間の勾配に、百戸足らずの民家が散在してゐるのである。家は茅葺か板葺である。日用品小売店が今年まで二戸あつたが、最近三戸に殖えた。そ

2025/01/22

8eb05d040692さんの感想

極寒の冬の夜に氷の張った湖面に立ち、朝まで氷を切り続ける。想像を絶する過酷さだと思う。それでも村の人にとっては冬場の大事な仕事として当たり前のようにやっていたと思うと頭が下がる

2021/03/23

19双之川喜41さんの感想

 たたき漁法は 凍結した湖面を 叩きつけて 魚を 集める。 山から見ていると 音が 届くのに 時間差があり 凄烈(そうれつ)な 寒気も いささかの 関係が あるかもしれないと思った

2015/06/14

66e69daeda48さんの感想

一葉の古い写真。ぬくもりのある記録。「文は人なり」というのなら、島木はあたたかい人だったのではないか。

1 / 0