青空文庫

「南国太平記」の感想

南国太平記

なんごくたいへいき

直木三十五1252

書き出し

呪殺変高い、梢の若葉は、早朝の微風と、和やかな陽光とを、健康そうに喜んでいたが、鬱々とした大木、老樹の下蔭は、薄暗くて、密生した灌木と、雑草とが、未だ濡れていた。樵夫、猟師でさえ、時々にしか通らない細い径は、草の中から、ほんの少しのあか土を見せているだけで、両側から、枝が、草が、人の胸へまでも、頭へまでも、からかいかかるくらいに延びていた。その細径の、灌木の上へ、草の上へ、陣笠を、肩を、見せたり、

2020/01/12

6ed1fc493468さんの感想

読み応えがありました。ノンフィクションであるならば、呪詛の事実もあったのでしょうか。7人の児と共に斉彬が呪い殺されていたとは、驚きでしたし、現代にも受継がれているとしたら、恐ろしいと思いました。海外に目を向けた斉彬が伝統の呪詛から逃れられなかったのも皮肉なものだと思いました。

1 / 0