青空文庫

「放し鰻」の感想

放し鰻

はなしうなぎ

初出:「民衆講談」1923(大正12)年11月

岡本綺堂13

書き出し

E君は語る。本所相生町の裏店に住む平吉は、物に追われるように息を切って駈けて来た。かれは両国の橋番の小屋へ駈け込んで、かねて見識り越しの橋番のおやじを呼んで、水を一杯くれと言った。「どうしなすった。喧嘩でもしなすったかね。」と、橋番の老爺はそこにある水桶の水を汲んでやりながら、少しく眉をひそめて訊いた。平吉はそれにも答えないで、おやじの手から竹柄杓を引ったくるようにして、ひと息にぐっと飲んだ。そう

2022/04/11

19双之川喜41さんの感想

 題意は  後生を願う人々が  鰻を買って川に逃がしてやる という意である。 とみくじで百両当たった男が  毒殺は免れたけど  惨殺されてしまうと言う 痛々しい話しである。 細部まで 丁寧に 描写されていると感じた。

1 / 0