青空文庫

「佐渡が島」の感想

佐渡が島

さどがしま

初出:「ホトトギス」第十一巻第二号、1907(明治40)年11月1日

長塚39

書き出し

一濱茄子の花佐渡は今日で三日共雨である。小木の港への街道は眞野の入江を右に見て磯について南へ走る。疎らな松林を出たりはひつたりして幾つかの漁村を過ぎてしと/\ゝ沾れて行く。眞野の入江は硝子板に息を吹つ掛けた樣にぼんやりと曇つて居る。其平らな入江の沖には暗礁でもあるものと見えて土手のやうに眞白な波の立つて居る所がある。遠くのことであるから只眞白に見えて居る丈でちつとも動く樣には見えぬ。此入江を抱へた

2019/11/01

19双之川喜41さんの感想

 質素な旅で  豪遊するわけでもないけど  目配▫観察が 抜きん出ているので  深い 旅情があふれる 作品である。 宿の娘が  木槌で  草鞋を 整えてくれる あたりは 実に良いと感じた。

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