青空文庫

「ぽつぽのお手帳」の感想

ぽつぽのお手帳

ぽっぽのおてちょう

初出:「赤い鳥」1918(大正7)年7月

書き出し

一すゞ子のぽつぽは、二人とも小さな/\赤いお手帳をもつてゐます。この二人は、「黒」よりもにやァ/\よりも、「君」よりも、だれよりも一ばん早くから、すゞ子のおあひてをしてゐるのです。一ばんはじめ、或冬の、氷のはつてゐる寒い日に、二だいの大きな荷馬車がお荷物をつんで、ぽつぽたちのながく住んでゐた村から、町の方へ、こと/\出ていきました。ぽつぽは、あのまゝかごにはいつて、その二ばんめの荷馬車の、一ばんう

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