青空文庫

「月見の夕」の感想

月見の夕

つきみのゆうべ

初出:「馬醉木 第七號」1903(明治36)年12月23日

長塚9

書き出し

うちからの出が非常に遲かツたものだから、そこ/\に用は足したが、知合の店先で「イヤ今夜は冴えましようぜこれでは、けさからの鹽梅ではどうも六かしいと思つてましたが、まあこれぢや麥がとれましよう、十五夜が冴えりやあ麥は大丈夫とれるといふんですから、どうかさうしたいものでなどゝいふ主人の話を聞いたりして居たので、水海道を出たのは五時過ぎになツてしまつた、尻を十分にまくし揚げてせツせと歩るく、落ちかけた日

2021/03/06

19双之川喜41さんの感想

 作物の 出来 不出来を 占うのが 月見なので 老若男女を問わず 村人は こぞって 浮かれ調子となる。 農村の 風物の描写が 実に良いと思った。

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