青空文庫

「お姫さまと猟師」の感想

お姫さまと猟師

おひめさまとりょうし

初出:「子供之友」婦人之友社、1924(大正13)年7月

書き出し

お姫さまは朝から、大変ごきげんがわるうございました。そして、ぷりぷり、おこつてゐらつしやつたので、いつものかはいゝお姫さまではなくて、年をとつた、おばあさんのやうに、こはいお顔をしてゐらつしやいました。そこへ、お姫さまの大好きな、猟師が山から帰つて参りました。そして、「お姫さま、今日は何にも、えものがございませんでした。」と猟師が申しました。「えものがなかつたの?」と、お姫さまはおつしやいました。

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