青空文庫

「蒲原有明に帰れ」の感想

蒲原有明に帰れ

かんばらありあけにかえれ

初出:「羅針 第五輯」1925(大正14)年4月

書き出し

僕、先月末出京しました。東京は我があこがれの都。雪のふる夜も青猫の屋根を這ふ大都会。いまは工場と工場との露地の間、職工の群がつてゐる煤煙の街に住んでゐます。黒い煤煙と煉瓦の家の並んでゐる或る貧乏なまづしい長屋に、僕等親子四人が悲しい生活をしてゐます。どうにかしてパンの食へる間だけは、乞食をしても東京を離れたくない。いつまでもこのプロレタリヤの裏町に住んでゐたい。鴉のやうに。蒲原有明は僕の崇拝する唯

2017/12/08

c6bb9347aef3さんの感想

憧れの蒲原先生の誤解を解きたくて必死の朔太郎。

2015/03/22

乱読眼鏡さんの感想

乱読。 個人宛の書簡が雑誌に載るのはもちろん、書簡の中で萩原自身が掲載を望んでいるというのも面白かった。 蒲原に直接送れよ。と思わないこともないが、萩原が蒲原を酷評したというのは誤り(と、萩原が取り繕っているだけなのかもしれないけど、私が文壇史などに全く詳しくないので割愛)であることを正す必要があったからこその公表なのだろう。このメッセージが蒲原に届いたのか、レスポンスはあったのかを調べてみたいと思わせる内容であった。

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