青空文庫

「祇園の枝垂桜」の感想

祇園の枝垂桜

ぎおんのしだれざくら

書き出し

私は樹木が好きであるから旅に出たときはその土地土地の名木は見落さないようにしている。日本ではもとより、西洋にいた頃もそうであった。しかしいまだかつて京都祇園の名桜「枝垂桜」にも増して美しいものを見た覚えはない。数年来は春になれば必ず見ているが、見れば見るほど限りもなく美しい。位置や背景も深くあずかっている。蒼く霞んだ春の空と緑のしたたるような東山とを背負って名桜は小高いところに静かに落ちついて壮麗

2025/03/05

65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  九鬼は 京都 祇園の 枝垂桜を 愛でている。夜桜の もとで 靴 草履 裸足が 踊っている。共に 愉しむ 様子の 描き方に 感じ入る。物陰で 立ち小便する 御仁も 見逃して やろうと 言うけど あの 野原 雲古で 名を売った 狂国の 輝かしい 高貴とは いいにくい 大胆 無知の 愚民をも あたたかく みまもるの かな。

2024/02/08

cf7b089f2668さんの感想

清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵逢ふ人皆うつくしき 与謝野晶子

2018/04/23

c1d08d250e38さんの感想

桜の季節には必ずこの随筆を思い出す。今も昔も桜を愛でる民衆の姿勢は変わらないということ、著者の桜に対する慈愛にも似た祈りが感じられる。

2016/11/27

ayameさんの感想

男と女、子供からお年寄り、職業、年令、関係なく見た目も様々ないろいろな人達。かれらが桜の木を背景に踊っている場面が好き。著者の『たまにはほがらかに遊ばなければ仕事の能率もあがりようがない』の意見には、なるほどと思った。

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