青空文庫

「グロリア・スコット号」の感想

グロリア・スコット号

グロリア・スコットごう

書き出し

「僕、ここに書類を持ってるんだがね……」と、私の友人、シャーロック・ホームズは云った。それは冬のある夜のことで、私たちは火をかこんで腰かけていた。「ワトソン君、これは君も一読しといていいものだろうと思うんだよ。そら例の『グロリア・スコット』の怪事件なんだが、それからこの手紙は、治安判事のトレヴォが、それを読んで、恐怖のため死んでしまった手紙なんだよ」彼は抽斗から少しよごれた円筒形に巻いたものをとり

1 / 0