青空文庫

「頭髪の故事」の感想

頭髪の故事

とうはつのこじ

魯迅11

書き出し

日曜日の朝、わたしは剥取暦のきのうの分を一枚あけて、新しい次の一枚の表面を見た。「あ、十月十日——きょうは双十節だったんだな。この暦には少しも書いてない」わたしの先輩の先生Nは、折柄わたしの部屋に暇潰しに来ていたが、この話を聞くと非常に不機嫌になった。「彼等はそれでいいんだ。彼等は覚えていないでも、君はどうしようもないじゃないか。君が覚えていてもそれがまた何になる」このN先生というお方は本来少し変

2017/05/18

b9ef941530ccさんの感想

魯迅の頭髪の故事は、清朝が滅亡して、満州族の風習である辮髪を強いられてきたのを取り止めて、辮髪を切ろうとするところ人々の勇気と悩みに触れられている。が、シナは時代が変わっても新しく変われない。いつまで経っても昔のままで、進歩とか改良が出来ない社会なので、それならば昔のまま旧態依然がよい。魯迅のシナ人観。文学を通じてシナ社会を変革しようとしているのに、皮肉ぽい文章だ。

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