青空文庫

「端午節」の感想

端午節

たんごせつ

魯迅19

書き出し

方玄綽は近頃「大差ない」という言葉を愛用しほとんど口癖のようになった。それは口先ばかりでなく彼の頭の中にしかと根城を据えているのだ。彼は初め「いずれも同じ」という言葉をつかっていたが、後でこれはぴったり来ないと感じたらしく、そこで「大差ない」という言葉に改め、ずっとつかい続けて今日に及んでいる。彼はこの平凡な警句を発見してから少からざる新しき感慨を引起したが、同時にまた幾多の新しき慰安を得た。たと

2024/04/14

19双之川喜41さんの感想

 夫は 教員などを しているけど 給料遅配で 生活が 苦しい。妻からの 進言で 宝くじを 買いに 店の前まで 出かけては見るが 買う 踏ん切りが つかず おめおめと 帰って来てしまう。教養が 邪魔したか どうかは 判らないと 想った。

2023/02/28

cbeb8d424306さんの感想

現代の教員に俸給が支払われなかっ たという記事は目にしたことがない。軍閥が割拠していた当時は日常茶飯事な事だったのだろう。年に数回ある支払い期日が 迫ると暮らしの悲哀を繰り返すことになる。プライドの高い知識人の苦悩がうかがえる作品でした。

2017/05/15

b9ef941530ccさんの感想

魯迅の端午節は、大学教員かつ官吏をしている教師が、毎月の給料の支払いで、なかなか支給されず、借金の返済にも困る。妻の端午の節句の宝籤でも買うて当たればと、言われて、いざ端午の節句の宝籤売り場前に行くと誘惑に囚われたが、宝籤代が惜しくて買わなかった。官吏としてのプライドか、教員としての恥辱なのか?

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