青空文庫

「砂書きの老人」の感想

砂書きの老人

すながきのろうじん

書き出し

砂書きの老人上村松園まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。別にものを売るのではない。ただ腰に砂を入れた袋をさげていて、その中に白黒黄藍赤など五色の彩色砂を貯えている。門前に立っては、もの珍しげによりたかる私ど

2015/03/13

ナツメさんの感想

心に残った不思議な話。 本当に芸術とはこういうものかもしれない。

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