青空文庫

「脱殻」の感想

脱殻

ぬけがら

初出:「新潮 十九巻六号」1913(大正2)年12月発行

水野仙子23
内省恋愛観の相対化日常の非日常自己認識内省的叙情的鬱屈

書き出し

時は移つて行く。今日の私はもう昨日の私ではない。脱殻をとゞめることは成長の喜びである。その脱殻の一つを、今私はその頃の私に捧げようと思ふ。いつの頃からともなしに私はさうなつて来た。どうした訳でなのかもわからない。寧ろわかることを避けて居る。面倒くさがつて居る。私はたゞ、此頃私はかうなんだと思つてみて居る。「なんて腐つたやうな生活なんだ!」かう言つてあの人は憤る。すると私もさう思ふ。「まるで腐つてる

2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  リユウリチカ(隆三) サアシャ(さち子)と 互いに 呼び合う 得体の しれない 男女 二人の 交情を すこしの 反省を 込めて ぐずぐずと えがく。するどい 感性や 表現を 垣間 見る ことは あるけど 読まなきゃ 損と いうわけでも ないと 感じた。

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