青空文庫

「世界怪談名作集」の感想

世界怪談名作集

せかいかいだんめいさくしゅう

03 スペードの女王

03 スペードのじょおう

岡本綺堂71

書き出し

一近衛騎兵のナルモヴの部屋で骨牌の会があった。長い冬の夜はいつか過ぎて、一同が夜食の食卓に着いた時はもう朝の五時であった。勝負に勝った組はうまそうに食べ、負けた連中は気がなさそうに喰い荒らされた皿を見つめていた。しかし、シャンパン酒が出ると、とにかくだんだんに活気づいて来て、勝った者も負けた者もみんなしゃべり出した。「で、君はどうだったのだい、スーリン」と、主人公のナルモヴが訊いた。「やあ、相変わ

2024/08/15

鍋焼きうどんさんの感想

怪談好きな岡本綺堂が訳した理由が分かる。幽霊による復讐譚。強慾な主人公は精神病院へ。貧しいリザヴエッタは巻き込まれずに済んで安堵した。再読。

2021/06/13

19双之川喜41さんの感想

 頭尾 そつなく 整い 依存症の描写も 精彩がある。 色仕掛けで 秘密を探り出そうとする 手練手管に 驚く。

2018/09/07

fc196521360cさんの感想

ロシアの国民的詩人プーシキン(博物館名にもなっている)作。 わかりやすい展開であるにも関わらず、最後の勝負には息を呑む。結末はあっさりしているが、今よくあるような怪奇漫画の原点のような感覚を持った。

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