青空文庫

「箱根熱海バス紀行」の感想

箱根熱海バス紀行

はこねあたみバスきこう

初出:「短歌研究」1935(昭和10)年6月1日

寺田寅彦14

書き出し

朝食の食卓で偶然箱根行の話が持上がって、大急ぎで支度をして東京駅にかけつけ、九時五十五分の網代行に間に合った。二月頃から、一度子供連れで熱海へでも行ってみようと云っていたが、日曜というと天気が悪かったり、天気がいいと思うときっと何かしら差障りがあって、とうとう四月二十日の今日の日曜までこのささやかな欲望を果たす機会がなかった。実に瑣末な事柄ではあるが、これだけでもままにならぬ人世という古い標語の真

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 80年以上昔の 熱海旅行なので  当然のことながら  今とは 様子が   かなり異なっており 興味深く感じた。 人車鉄道は  トロッコのようなものに 人を乗せ  それを数人で  押し上げた と ある。 温泉の 乱掘 で 間欠泉が出なくなったので パイプに砂利を詰めて 差し込んで   温泉を止めようとしたら  押し返されてしまうので  パイプを 二重にして  やっと温泉の止めたという話は なかなか面白いと思った。

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