青空文庫

「一兵卒と銃」の感想

一兵卒と銃

いっぺいそつとじゅう

初出:「文藝倶樂部」1919(大正8)年12月号

書き出し

霧の深い六月の夜だつた。丁度N原へ出張演習の途上のことで、長い四列縱隊を作つた我我のA歩兵聯隊はC街道を北へ北へと行進してゐた。風はなかつた。空氣は水のやうに重く沈んでゐた。人家も、燈灯も、畑も、森も、川も、丘も、そして歩いてゐる我我の體も、灰を溶したやうな夜霧の海に包まれてゐるのであつた。頭上には處處に幽かな星影が感じられた。「おい小泉、厭やに蒸《

2025/05/15

65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  軍曹は 二等兵が 川に 落ちたのに 銃を 離さなかったのは 偉いと 褒めちぎる。武器も 大事 だけれど 人間が 操作すると 弾が 飛んで いく。命を 軽視するのが 旧軍隊 だったの かもしれない。

2024/02/06

3260fc34458aさんの感想

想像を絶するほどの戦時中の兵達の過酷さがリアルに描かれている。かといって弱音を吐くでも逃げ出すでもなく、それが彼らの当たり前なのだ。己の精神の弱さを省みる。

2022/08/04

ba5194e78df6さんの感想

大変な軍隊大変な戦いを垣間見れる

2022/06/04

decc031a3fabさんの感想

果たして中根が立派だから、軍曹はわざわざ皆を集める機会を設けて、これを称賛したのか?愚直なまでに教えを身体に叩き込んでいた中根を持ち上げることで、規律を引き締めるのが目的だったと思われる。 あの歩きながらも意識を失うほどの厳しい訓練のなかで、銃を守ることが真っ先に出てきた中根が、滅私奉公の軍人の卵とはとても思えない描写が、この作者が非凡であることが分かるな。

2015/05/28

cae51d86f179さんの感想

現代とは違う価値観に驚いた

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