青空文庫

「神曲」の感想

神曲

しんきょく

02 浄火

02 じょうか

書き出し

第一曲かのごとく酷き海をあとにし、優れる水をはせわたらんとて、今わが才の小舟帆を揚ぐ一—三かくてわれ第二の王國をうたはむ、こは人の靈淨められて天に登るをうるところなり四—六あゝ聖なるムーゼよ、我は汝等のものなれば死せる詩をまた起きいでしめよ、願はくはこゝにカルリオペ七—少しく昇りてわが歌に伴ひ、かつて幸なきピーケを撃ちて赦をうるの望みを絶つにいたらしめたる調をこれに傳へんことを—一二東の碧玉の妙な

2020/12/12

8e8867cd1b94さんの感想

格調高い文語訳 文語訳を難解すぎるとして退けるか、それともこれを格調高いとして肯定的に受け止めるか、いずれの受け止め方をするかによって本翻訳の評価は分かれるだろう。わたしはダンテの神曲といえば平川祐弘さんの訳が一番だと思い続けて来た人間だが、この山川丙三郎さんの格調高い文語訳も好きだ。

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