青空文庫

「家庭の人へ」の感想

家庭の人へ

かていのひとへ

初出:「家庭」1931(昭和6)年6月(風呂の寒暖計)、12月(こわいものの征服)

寺田寅彦11

書き出し

風呂の寒暖計今からもう二十余年も昔の話であるが、ドイツに留学していたとき、あちらの婦人の日常生活に関係した理化学的知識が一般に日本の婦人よりも進んでいるということに気のついた事がしばしばあった。例えば下宿のおかみさんなどが、呼鈴や、その電池などの故障があったとき少しの故障なら、たいてい自分で直すのであった。当時はもちろん現在の日本でも、そういう下宿のお神さんはたぶん比較的に少ないであろうと思われる

2021/05/04

19双之川喜41さんの感想

 風呂の寒暖計 日本人は湯の温度の設定に手こずったりするので 日本人の独自のものは 風呂桶とポエトリーだけだと皮肉られている。  怖いものの征服 幼少のころは雷鳴を怖がる 臆病な性格であったが 空中放電を研究する様になって さほどではなくなった。 大地震の時も悠然と紅茶をすすっていたという。

2016/04/06

YELLOWテントマンさんの感想

《風呂の寒暖計》と《こわいものの征服》の2つの話。 一つ目は日常生活での科学知識の不足を補うために、まずは風呂場に寒暖計を置いてみようと言うこと。 →男女の差と言うより理系と文系の差なのか、たまに無知に呆れる事がある。 二つ目は科学的知識がついてくると、怖いものが無くなってくると言うこと。 →最低限の科学的知識は、日常生活でも必要不可欠である。

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