青空文庫

「野道」の感想

野道

のみち

幸田露伴16
作家の日常懐古文壇交友叙情的軽妙静謐

書き出し

流鶯啼破す一簾の春。書斎に籠っていても春は分明に人の心の扉を排いて入込むほどになった。郵便脚夫にも燕や蝶に春の来ると同じく春は来たのであろう。郵便という声も陽気に軽やかに、幾個かの郵便物を投込んで、そしてひらりと燕がえしに身を翻えして去った。無事平和の春の日に友人の音信を受取るということは、感じのよい事の一である。たとえば、その書簡の封を開くと、その中からは意外な悲しいことや煩わしいことが現われよ

2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  親しい 友人たちと 千葉 市川辺りの 野原を 散策して 他愛もない 会話を 交わす。露伴 大先生は 軽妙洒脱な 文を 書いても そこはかとなく 深みが あるので 些事 切り取って 巧みで あると 感じた。

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