青空文庫

「人生のテーマ」の感想

人生のテーマ

じんせいのテーマ

初出:「芸苑」1948(昭和23)年8月号

哲学考察文学批評自己認識分析的叙情的

書き出し

たくさんの文学作品がよまれている。作品はテーマをもっている。わたしたちの人生のテーマはどこに見出されているだろうか。文学の作品はよみかえすことができる。けれどもわたしたちの人生はたった一度しかない。美しい六月の若葉の下を、その青い美しさに照りはえる自分をわれからめでて歩く人々は、それぞれにいちどしかない自分の一生を、どういう主題で貫こうとしているだろうか。詩や小説が人々によまれ、感動されるのは、詩

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