青空文庫

「放浪」の感想

放浪

ほうろう

初出:「文學界 第七年第五号」文藝春秋、1940(昭和15)年5月

下層階級の描写孤絶家族不和叙情的憂鬱

書き出し

一大阪は二ツ井戸「まからんや」呉服店の番頭は現糞のわるい男や、云うちゃわるいが人殺しであると、在所のお婆は順平にいいきかせた。——「まからんや」は月に二度、疵ものやしみつきや、それから何じゃかや一杯呉服物を一反風呂敷にいれ、南海電車に乗り、岸和田で降りて二里の道あるいて六貫村へ着物売りに来ると、きまって現糞わるく雨が降って、雨男である。三年前にも来て降らせた。よりによって順平のお母が産気づいて、例

2026/02/25

艚埜臚羇1941さんの感想

  昭和の 頃は 文芸誌に この程度の ものが 掲載されていたのかと 思いも ひとしおで あった。文章が うろうろと 放浪するので 何か たくらみが あるかと 勘違いして 購入した 善良な 読み手は 金を 返せと 思っても 無理はない。

2025/09/04

8eb05d040692さんの感想

面白くて一気読みしました。

2022/09/06

鍋焼きうどんさんの感想

とても愚かしく、而してまた憐れむべき順平文吉兄弟。遊興の世界で金を毟り取られ続けて、流されるままに墜ちていく。文吉の最期は衝撃的だった。

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