青空文庫

「大橋房子様へ」の感想

大橋房子様へ

おおはしふさこさまへ

『愛の純一性』を読みて

『あいのじゅんいつせい』をよみて

初出:「アルス出版月報」1923(大正12)年1月号

女性解放文壇交友文学批評自己認識内省的分析的叙情的

書き出し

先日は脚本をわざわざまことに有難うございました。あれから丁度林町に出かけるところであったので、途中電車のさわがしさも忘れて拝見し始め、二三日うちにすっかり拝見致しました。いろいろの事を感じたので、早速、手紙を差上げたいと思いながら、少ししなければならない事があったので失礼致しました。真個に今日の、少し自分と云うものを考え、周囲に批判的な眼を持つ私共位の女性は、皆な同じ不満、希望、失望を経験するもの

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