青空文庫

「民法と道義上の責任」の感想

民法と道義上の責任

みんぽうとどうぎじょうのせきにん

初出:「東京民報」1948(昭和23)年11月21日号

女性解放家族不和社会批評分析的厳粛

書き出し

民法が改正されて、妻の人格がみとめられるようになった。ふるい民法では、婦人が結婚して妻となると、無能力者になり、経済上の権利、親権その他で無能力とされていた。新しい民法は、婦人の権利の抹殺をとりけしたものであり、財産にたいして妻は夫と似た発言権をもつことになった。権利があるということは、義務があるということである。夫が不当財産を蓄積して、一家の経済が向上した場合、妻はそれをわけてもらう権利をもつよ

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