青空文庫

「平将門」の感想

平将門

たいらのまさかど

幸田露伴115
文学批評歴史的人物の描写歴史的背景分析的回顧的懐古

書き出し

千鍾の酒も少く、一句の言も多いといふことがある。受授が情を異にし※啄が機に違へば、何も彼もおもしろく無くつて、其れも是もまづいことになる。だから大抵の事は黙つてゐるに越したことは無い、大抵の文は書かぬが優つてゐる。また大抵の事は聴かぬがよい、大抵の書は読まぬがよい。何も申の歳だからとて、視ざる聴かざる言はざるを尚ぶわけでは無いが、嚢を括れば咎無しといふのは古からの通り文句である。酒を飲んで酒に飲ま

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