婦人作家の「不振」とその社会的原因
ふじんさっかの「ふしん」とそのしゃかいてきげんいん
初出:「週刊婦女新聞」1933(昭和8)年7月23日号「談話リレー」
宮本百合子約6分
女性解放文学不信社会批評分析的憂鬱
書き出し
婦人作家が振わないと云うことがよく言われますね。之は女の特性によるものか、つまり女に天性その能力がないせいなのか、それとも他の条件によるものなのか。婦人作家「不振」の声は今更のことではありません。昔から誰でもが言ったことですが、然し何故に不振なのか、其原因を科学的に説明した人はありませんでした。で、私はその問題を話してみたいと思います。婦人作家「不振」の原因は、他のすべての社会現象同様、社会組織の…
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