青空文庫

「新女性のルポルタージュより」の感想

新女性のルポルタージュより

しんじょせいのルポルタージュより

初出:「女子文苑」1940(昭和15)年5月号

創作背景女性の内面文学批評社会疎外内省的分析的厳粛

書き出し

集った原稿をよんで、生活のルポルタージュというものは案外むずかしいものであることを深く感じました。ごく主観的に自分の気持というものを自分の気持の内からだけ書いた感想のようなものが多いことも、現代の社会での若い婦人の生活について考えさせます。そういう文章は、なるほどこの人はこんな心持でいるということだけは分らせるけれど、ルポルタージュとして今日の社会に生きる一人の女性とその周囲とのいきさつを丸彫りに

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