青空文庫

「矛盾の一形態としての諸文化組織」の感想

矛盾の一形態としての諸文化組織

むじゅんのいちけいたいとしてのしょぶんかそしき

初出:「三田新聞」1937(昭和12)年8月5日号

文壇交友文学不信社会批評分析的風刺的

書き出し

佐藤春夫氏の提唱によって、文芸懇話会の解散後「新日本文化の会」が出来た。同時に文部省が五十万円の補助金を出して、文部・外務・民間思想文化連合の統一体として財団法人「中央文化連盟」が結成された。先頃、帝国芸術院が出来て、一般の関心をひいていることは云うまでもないことである。明治以来、芸術、特に文学と時々の政府との間は決してうまく行って来なかった。明治四十四年に文部省が「文芸委員会」をこしらえたのは、

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