青空文庫

「安藤昌益」の感想

安藤昌益

あんどうしょうえき

狩野亨吉63
創作背景学問的考察歴史的人物の描写内省的厳粛回顧的

書き出し

一安藤昌益と其著書自然眞營道今から二百年前、安藤昌益なる人があつて、萬物悉く相對的に成立する事實を根本の理由とし、苟くも絶對性を帶びたる獨尊不易の教法及び政法は皆之を否定し、依て此等の法に由る現在の世の中即ち法世を、自然の道に由る世の中即ち自然世に向はしむるため、其中間道程として民族的農本組織を建設し、此組織を萬國に普及せしむることに由つて、全人類社會の改造を達成せしめようとしたのである。當時の學

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