ぞうしょかのはなし
初出:「書物の趣味 第一册」1927(昭和2)年11月
書き出し
清朝はその初頃から有名な藏書家が多く、錢謙益及その族孫錢曾、又は季振宜などは、順治より康煕の初年に有名であるが、併し藏書家の最盛期は乾隆の中頃以後にあるので、乾隆の末から嘉慶を經て、道光の初頃まで居つた蘇州の黄丕烈は最も有名で、殆ど清朝を通じて第一の藏書家と言つてよいのである。黄丕烈は宋版の本百餘種を得て、百宋一廛と號した。この頃の藏書家は、單に收藏の多きに誇るのみでなく、又多く古版の本を得ること…
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b9ef941530ccさんの感想
清朝の蔵書家の話。蒐集家のうち、読書するものは後代書籍を散佚させるものが多いが、只集めるだけの蔵書家は後代意外と書籍を散佚させずにいる。