えいがざっかん(に)
初出:「帝国大学新聞」1933(昭和8)年3月
書き出し
制服の処女評判の映画「制服の処女」を一見した。最初に、どこかの柱廊前に並んだ、ものはなんだかわからないが、何かしら勇ましくたくましい男性的彫像などが現われ、それから男性的なラッパの音に導かれて兵隊の行列が現われる。それだけがこの映画における男性の登場者のすべてである。この、対照のために插入されたかと思われる兵隊の行列が女学生の行列に切り換えられてからは、もうずっと最後まで男の役者は全く一人も現われ…
作物の批評
朧
プロレタリア婦人作家と文化活動の問題