Liber Studiorum
ライバー ステューディオラム
初出:「改造」1930(昭和5)年3月
寺田寅彦約14分
喪失と記憶文明開化歴史的背景都市の異化分析的回顧的憂鬱
書き出し
一震災後復興の第一歩として行なわれた浅草凌雲閣の爆破を見物に行った。工兵が数人かかって塔のねもとにコツコツ穴をうがっていた。その穴に爆薬を仕掛けて一度に倒壊させるのであったが、倒れる方向を定めるために、その倒そうとする方向の側面に穴の数を多くしていた。準備が整って予定の時刻が迫ると、見物人らは一定の距離に画した非常線の外まで退去を命ぜられたので、自分らも花屋敷の鉄檻の裏手の焼け跡へ行って、合図のラ…
2021/09/02
bc43847ac151さんの感想
夢の話が興味深かった。
2019/11/03
19双之川喜41さんの感想
昭和初期の 短文集であるから 今では 滅多に使わないような表現が出てきて 興味深い。 コーヒーをすするという いい方は 面白い。 近頃は コーヒーは飲むといい すするのは鼻水である。
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