青空文庫

「月蝕」の感想

月蝕

げっしょく

初出:「猟奇」1928(昭和3)年3月

古典の翻案死の受容虚構と真実幽玄怪奇静謐

書き出し

★鋼のように澄みわたる大空のまん中で月がすすり泣いている。………けがらわしい地球の陰影が自分の顔にうつるとて…………それを大勢の人間から見られるとて……………………身ぶるいして嫌がっている。★………しかし………逃れられぬ暗い運命は…………刻々に彼女に迫って来る。大空のただ中に…………★……はじまった……月蝕が…………★彼女はいつとなく死相をあらわして来た。水々しい生白い頬………………目に見えぬ髪毛

2025/11/23

文学かぶれさんの感想

何となくワイルドの「サロメ」を思い出した

2018/03/03

himajinさんの感想

月を一人の女に例えて、いや何かに追い詰められている女を月蝕という現象に例えたのか。どちらかはわからないが、月蝕を妖艶に描いていて、文章の美しさに引き込まれた。

2018/03/02

青鷺20180108.aさんの感想

なんか変なもん読んだ

2016/12/26

0313e89ec374さんの感想

月食をこうとるとは流石夢野久作。 短い作品の中で歪みと美しさが同居している世界観に飲み込まれ騙される感覚が面白い。 ただ個人的な好みとして三点リーダーが少し鼻につくのでマイナス一点

2016/05/01

イリュージョン亭チェリスさんの感想

月を女性の顔に、月蝕を刃で顔を刻まれると見る、スリリングな一編。

2016/03/11

光悠(みはる)さんの感想

月の擬人化だけれど安っぽくならないのがやはり凄い。 残酷なようでしたたかな女性らしい月が素敵でした。

2016/03/10

63f0e824318cさんの感想

初めて読んだのですが、私の中ではかなりお気に入りです。残酷なのに綺麗だと思わせる書き方と読後感の不思議な感じがたまらない。

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