青空文庫

「礼厳法師歌集」の感想

礼厳法師歌集

れいごんほうしかしゅう

与謝野74
創作背景喪失と記憶文壇交友芸術家描写厳粛回顧的懐古

書き出し

禮嚴法師歌集の初にしるしおく文。一、今年八月十七日は父の十三囘忌辰なれば、かねて兄達に謀りて、父の歌集一巻を刷物とし、紀念のため、有縁の人人に供養せんは如何にと言へば、皆よしと言ひつ。さてその歌は寛に編めよと兄達の命じければ、父が若き頃より壮年に到る草稿を京都なる兄大圓より、晩年の詠草を周防なる兄照幢より乞ひうけて、読みもてゆくに、歌の数は長き短き打まじへて三万首に近からし。こは偶ま残りける詠草な

2024/04/14

19双之川喜41さんの感想

 これは 与謝野鉄幹の 実父である 与謝野礼厳の 遺作の なかから 鉄幹が 選び抜いて 編んだ 追悼のための 歌集である。経歴についても ページが 割かれており ポン水と 称する 今でいう ラムネの 製造-販売に 手を染めた ことも在ったようである。何より 才能の源を 暗示される 気配が 伝わってくると 想った。

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