青空文庫

「老年と人生」の感想

老年と人生

ろうねんとじんせい

内省死の受容芸術家描写身体描写内省的孤絶憂鬱

書き出し

老いて生きるということは醜いことだ。自分は少年の時、二十七、八歳まで生きていて、三十歳になったら死のうと思った。だがいよいよ三十歳になったら、せめて四十歳までは生きたいと思った。それが既に四十歳を過ぎた今となっても、いまだ死なずにいる自分を見ると、我ながら浅ましい思いがすると、堀口大学君がその随筆集『季節と詩心』の中で書いているが、僕も全く同じことを考えながら、今日の日まで生き延びて来た。三十歳に

2024/12/23

時間旅行者さんの感想

よくいる“老害” こういう老人ばかりをみていると こうなりたくない、と切実に思う 人間、特に男性は年をとると脳の構造から自意識過剰な状態になりやすい そうすると自画自賛したり、注目して欲しいという感情が強くなる 結果、過剰なアピールをして嫌がられたり、嫌悪されているのにも気づけずにいる… 老成には努力が必要 自身を諫め、折り合いをとって しなやかに年を重ねてほしい 著者の言うように年を重ねた良さがきっとあるのだから

2023/03/01

cbeb8d424306さんの感想

とても面白い作品でした。なるほどな人生はこんな風に過ぎていくのか。参考になります。文人はそこまで思い詰めるのかと感心します。自分でまいた種は自分で刈り取るしかありません。形あるものはいずれ朽ちるもの、なんの憂いも感じなくなってまいりました。

2019/10/26

19双之川喜41さんの感想

 此処まで来てしまうと じたばたする時間さえも遺されていない。 てきぱきと 手際よく最期の日を受け止めて 旅立たなかったら 何の かんばせあるのか。余命に 変化ありと感じた。

2018/10/09

74e0da279035さんの感想

「人間50もなればそれなりの金と地位をもつ」と作中あったが今の時代ワーキングプア(貧困労働者)なんてのも増えまして。スリはいても、同じ仕事でダメ人間も優良人間も同じ給料を引き出せてた、という昔話は羨ましく思います。

2018/09/17

いちにいさんの感想

Only the good die young.

2018/04/08

07aaa4741951さんの感想

久しぶりに府に落ちた話 感慨深い こうした作品こそ 私の求めていた、探し当てたもの 感謝

2017/11/17

芦屋のまーちゃんさんの感想

老いて生きる=醜い 文学者などの芸術家が自殺する理由 青春=素敵?必ずしも 性的解放は老年からだ 青年期=禁欲生活 永遠のドウテイ者 老年=余裕、精神的経済的 だが肉体的衰退、退化 インポテンツ 蝶の一生が理想的とは面白い 人生50年→人生100年 高齢化社会 人間だけがこんなに長く生きるようになった 犬猫の世界で高齢化など今日でも聞かない 動物病院が怠慢な訳ではあるまい いくら医学が発達しても 犬猫の寿命は大古の昔から変わらない 彼らは自分の死期を知っている 動物的カンにて知っている その意味で何本もの管を体につけベットで動けない介護老人の姿は・・・ 少なくとも自分はなりたくない 老年に手が届く年になっているが それでも醜さを周囲に見せたくない気持ちは同感だ

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