青空文庫

「“生れた権利”をうばうな」の感想

“生れた権利”をうばうな

“うまれたけんり”をうばうな

――寿産院事件について――

――ことぶきさんいんじけんについて――

初出:「アカハタ」1948(昭和23)年1月23日

書き出し

今日の一般の人を心から考えさせた事件だと思います。あそこに預けられた子供の率をみると去年は一躍二百余名に上り、そのうち八〇パーセントが殺されました。昨年このようにあずけられる子供の数が増えて殺された率も多かったということと、私達は政府が十一月には国民家計が三百円黒字になるといわれたことを深刻に思いあわせます。丸公が値上げになったために一般家計が窮迫しはじめたのも昨年中のことです。寿産院にあずけられ

2025/09/01

時間旅行者さんの感想

終戦直後の時代とはいえ 悲惨な事件だった 多くの乳児がミルクも与えられず、暖めてももらえず、優しい言葉掛けもなく死んでいった 軽んじられた命を嘆き 怒って世に訴えた著者は極めて真っ当だと思う

1 / 0