青空文庫

「奴隷根性論」の感想

奴隷根性論

どれいこんじょうろん

大杉10
思想と実生活歴史的人物の描写社会疎外分析的厳粛

書き出し

一斬り殺されるか、焼き殺されるか、あるいはまた食い殺されるか、いずれにしても必ずその身を失うべき筈の捕虜が、生命だけは助けられて苦役につかせられる。一言にして言えば、これが原始時代における奴隷の起源のもっとも重要なるものである。かつては敵を捕えればすぐさまその肉を食らった赤色人種も、後にはしばらくこれを生かして置いて、部落中寄ってたかって、てんでに小さな炬火をもって火炙にしたり、あるいは手足の指を

2021/10/15

e3f1eb6edb03さんの感想

この今、2020年代においても、決して他人事ではないお話です。 このコロナ禍においても、政府が弱者を容赦なく切り捨てたこととどこか通底するような所もあります。

2018/01/11

gnosaさんの感想

処世術としての奴隷根性は誰もが持ってる。ただそれに気づかない人の方が多い。

2017/01/25

a92b49123fb8さんの感想

大杉栄は、明治~大正期に活躍した無政府主義者です。 この作品を読めば、彼が望んでいた理想像を知ることができます。 政府という絶対的な権威に服従するだけの国民。この政府と国民の関係に異議を唱えました。 しかし、大杉栄は危険思想を持つ者としてマークされていました。 1923年の関東大震災の混乱に乗じて、彼の妻である伊藤野枝と共に、甘粕正彦憲兵大尉によって殺害されました(甘粕事件)。

2015/12/06

05b8a2100a32さんの感想

人は本質的に自由であるのに、なぜ服従し自由を毀損しているのか?という問に簡潔に応える名著。

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