青空文庫

「前田夕暮」の作品

前田夕暮

まえだゆうぐれ

生年:1883-07-27没年:1951-04-20

種紙の青む頃

たねがみのあおむころ

初出:不明

4
2019/11/06

19双之川喜41さんの感想

 種紙が 何であるかを 知る人も 少なくなってしまった。 かつては 日本の 交易を支えた 原点とでも 言うべきものであろう。 菜の花の間に 首が見え 挨拶を交わす光景は 詩味がある。

風を喜ぶ

かぜをよろこぶ

初出:不明

2
2025/07/18

艚埜臚羇1941さんの感想

 木々は 緑を 悦び 様々なる 命を つなぐ。足元の さきざまから 樹頂の 揺らぎ まで。もしも 緑 なかりせば 揺らぐ 風 なかりせば。詩情 あふれると 感じ入った。

風に吹かれる木の葉

かぜにふかれるこのは

初出:不明

1
2025/08/08

艚埜臚羇1941さんの感想

 木の葉を 見ていると 創世記 時代 原始 時代 永遠と それぞれの 瞬間を 同時に 感じる。 桂の葉は なかでも 踊りを 連想するという。微風でも 嬉々として 手踊りを 始める。詩人の 詩的な 観察眼は 鋭い ものだと 感じた。  

木枯

こがらし

初出:不明

3
2026/02/22

艚埜臚羇1941さんの感想

  嵐の日に 源坊は 裏山に 燃やし木を 取りに行って 神隠しに 逢い 行方が わからなくなったので 提灯を 何張りも 仕立てて 村人が 総出で 捜しにかかったけど 見つからない。その話を 傍らで 耳にした 子供が 家に駆け込む。神隠しは 多くの方が 真に受け 良く知られている。私も どこかで 耳にした ような 記憶はある。

風波の日

かざなみのひ

初出:不明

3
2025/08/02

艚埜臚羇1941さんの感想

  いまや 出たか 出てないか 便秘の 排便の ように 世間の 耳目を 集めた 静岡県の  伊東 あたりは その  昔は  東洋の ナポリ と 呼ばれたことも  あるらしく 海路が 整っていた そうだ 。熱海に  鉄道が 開通するまでは  国府津 と  小田原間にも  船が 通っていた。 その後  鉄道開通のために その航路は  短くなり  熱海 -伊東 -下田 間が わずかに 就航していた という。それも  新しく 道路が  できたことにより  乗り合い 自動車が 開通したため  利用者が 減り 船の 経営が 困難になって  以降 次第に 熱海と  伊東の  船便も 廃止された ようだ。いまでも 海路から 伊豆半島の 観光を してみたいと思う人は そこそこ いるかもしれないと 感じた。のどかな 昔が 偲ばれる。まてば 海路の 日和かな。

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