とみたもっぽ
小さな旅
ちいさなたび
初出:「俳句世界」1918(大正7)年6月号
艚埜臚羇1941さんの感想
向島の 姉の家に なじみの 人力車に のって ささやかな 旅に 出かける。墨提の 桜は ことごとく 葉になって 一片の 落花さえ みとめない。足の 不自由さを 車夫の 良さんの 働きで これは 吟行と いうべきか。 ゆく春や 蘆間の 水の 油色。