老人退場説
ろうじんたいじょうせつ
初出:「文藝春秋 昭和二十八年十一月號」1953(昭和28)年11月1日
約5分
cdd6f53e9284さんの感想
なるほど、これは面白い、というか、面白がってばかりはいられないのだが、とりあえず面白がるしか仕方ない。
加速する老齢化と減少する出生率を1953年の時点で危惧したエッセイなのだが、当時の具体的な数字が書かれていたので現在の数字と比較してみた。
昭和26年(1951)の60歳以上人口は、653万人で、出生率は、3.64、
2020年の65歳以上人口は、3617万人で、出生率は、1.34
だそうだ。
約70年も前にコラムで山浦貫一氏が危惧したとおり、日本の国力は、その後、どんどん低迷し(とは言っても、第2次ベビーブームというチャンスがあったのに、有効な策を手当て出来ずに、むざむざと······)、今や情けない状態になりつつある。
しかし、諦めるのは、まだ早い。V字回復したフランスの例もある、
一方で、人身売買にまで突っ走った馬鹿っぽい中国とか、相変わらず頭のおかしな「南·北朝鮮」の例もあるので、注意を要する。
老婆心ながら念のために申し添える。